美咲は俺の隣に座って「コレどぉしたんですかぁ?」と大きな白いネコを指差した。


「好きかなと思って…」


俺は美咲に大きなぬいぐるみを差し出した。



「ホンマに!?ありがとー♪♪♪」

美咲はとびっきりの笑顔になった。


「あ…笑ったらエクボ出来るんや?」


と言う俺に「子供っぽいから嫌なんですけど…」 と口を尖らせた。