「ベータの小笠原篤志が、学園の裏庭で蝶を採集してたって。で、机の中は見たんだけど、蝶は見つからなかったから、ロッカーも見たいんだよね。ナンバーロックなんだけど…」
「俺が行くよ」
隼人がルカと一緒に理科室を出てから数分、ドタドタと戻ってきた。その手にキアゲハの標本を持って。
「隼人があっという間に開けちゃった」
ルカが隼人に対して羨望の眼差しを送る。
「さすがうちの学園の警備システムを運営してるだけあるな。茜ちゃん、褒めてあげ…」
光くんが言い終わる前に、隼人は全力で拒否する姿勢をとる。
「は?何でお前に褒められなきゃいけないんだよ。お前に褒められるくらいなら、岩崎先生に褒められる方がいい」
理科の岩崎先生。確かに美人だ。理科室に用があるって言ったのは、岩崎先生に会いたいからだったのかな。
「俺が行くよ」
隼人がルカと一緒に理科室を出てから数分、ドタドタと戻ってきた。その手にキアゲハの標本を持って。
「隼人があっという間に開けちゃった」
ルカが隼人に対して羨望の眼差しを送る。
「さすがうちの学園の警備システムを運営してるだけあるな。茜ちゃん、褒めてあげ…」
光くんが言い終わる前に、隼人は全力で拒否する姿勢をとる。
「は?何でお前に褒められなきゃいけないんだよ。お前に褒められるくらいなら、岩崎先生に褒められる方がいい」
理科の岩崎先生。確かに美人だ。理科室に用があるって言ったのは、岩崎先生に会いたいからだったのかな。