「…なんか、皆に認められたみたいで嬉しいな」
ポツリと呟いた言葉を噛みしめ、私は画面をタップする。
実際に皆と出会って、やり取りをし始めてまだ数日。
けど、その数日間は、私にとって本当に大切な時間で…。
SAISONの皆もほんの少しでも…そう感じてくれたならマネージャーとしてこんなに嬉しいことはない。
もちろん、【参加】1択です…!
参加のボタンをタップし、私は急いでメッセージを打ち込み始める。
【招待ありがとうございます…!改めまして、今年からSAISONのマネージャーになりました八代瑛茉です。これから皆さんとトップ目指したいと思ってますのでよろしくお願いします!】
「…送信っと」
送信完了したのを確認した私は先ほど、テーブルに置いたマグカップを手に取ると。
さぁ、今日からまた推し専属マネージャーへの第一歩ね…!
そんな思いを胸に、私は意気揚々と自分の部屋へと続く階段を上がっていったのだった。