い、今…目が合ったよね?

驚いて目を見開く僕に向かって、なぜか嬉しそうな表情で近づいてくる璃人さん。

もしかして僕のこと知ってくれてるとか!?
でも、まだ心の準備が…!

と、一人でテンパっているといつの間にか璃人さんは目の前まで来ていた。

そして。

「なんだ、やっぱり瑛茉じゃん!急にイメチェン?一瞬わかんなかったよ」

は…?

なぜか、璃人さんが話しかけているのは僕の横にいる自称SAISONマネージャーの八代瑛茉で…。

「璃人くんお疲れ様。今日は私が今年度から担当してるアイドルグループの仕事に同行させてもらってるの」

彼女自身も、普通にそんな風に返答しているものだから更に僕は目が点になる。

…二人って知り合いなの?