キーンコーンカーンコーン

昼休みを告げるチャイムがなった。いっつもゆっくりと食べるお弁当を、今日は慌てて口にかきこみ、1年C組へ、すぐに向かった。

「ここがC組…。」
一度も来たことがないため、同学年なのに緊張してしまった。しかし、ドアの前でもじもじしてしまうと不審がられると思い、とっさに口を開いた。

「ゆ、百合野圭人さんは、い、いらっちゃいますか…?」
少し震えながらカミカミになりながら言った。

すると、とんでもなく可愛い顔立ちをした女の子が、百合野さんだと思われる人を、「けいと〜」と、親しげに呼びに行ってくれた。すると、百合野さんが出てきてくれた。
「あの…学生証を落としていたので届けに来ました。。。」 やっぱりウワサ通りすんごいイケメンだった。