「雄斗……怖い…」 「大丈夫 俺がついてるから」 「雄斗…」 香音は俺の胸に顔を埋めた 手も俺の上着を握りしめている 香音、大丈夫だよ 俺がお前のこと守ってやるからな そして病院の外についた 「香音、外に出たよ 歩ける?」 そう聞いてみたけど反応がなかった 「香音…?」 顔を覗きこんでみると香音は寝ていた 「寝ちゃってる…」 「極度の緊張状態が続いて疲れたんだろ 寝かせてやれ」