「………帰る」

「じゃあお昼ご飯食べようか
 少しでいいからさ」

「……………雄斗が作ってくれたご飯なら食べる…」

「美味しいご飯作るよ!
 だから食べてね」

「……………分かった…」

「よし!
 じゃあ点滴抜いてもらって帰ろうか!」

そして俺は和田の方を見た

「じゃあ香音ちゃん、点滴抜くね」

そう言って香音に触った瞬間

「いやっ…!
 触らないで…!」

香音は和田の手を払いのけた