「雄斗……」

「俺の名前じゃなくて……自分の名前言って?」

「雄斗……帰る…
 帰るの……」

「帰れるから大丈夫だって」

「雄斗…」

そして俺に抱きついてきた
和田は俺達を見て困ってる

「和田……もう帰らせることはできないか…?
 多分これ以上ここにいるのも辛いんだと思う……」

「本当は最後までやってほしかったんだけど……もう無理そうだな…
 下山、昼飯は食べさせろよ」

「あぁ分かってる」