診察室の前につきノックもせずに扉を開けた

「香音!」

「下山……」

「和田?
 香音は!?」

「悪い……意識飛ばした…」

「っ!
 そうか……」

「ごめんな……どうにかしたかったんだけど…」

「いや、和田は悪くない
 俺が香音を置いていったから……」

「仕方ないよ
 今日も本当は仕事だったんだろ?」

「あぁ、部活な
 でも仮病使って休んだ」

「仮病使ったのかよ」

「だってそれ以外の理由が思いつかなかったんだよ」