「そっか……
 それなら………俺も死ぬ……」

「えっ……何で…?」

「香音がいない世界で生きてる意味ないもん」

「そんなのダメだよ…
 雄斗は生きて……生きなきゃダメだよ…」

「嫌だ
 お前がいない世界なんて生きたくない
 俺の生きる意味は香音なんだよ」

「雄斗はダメだよ…
 雄斗は生きなきゃ……悲しむ人がいっぱいいるよ…」

「それは香音もだよ
 家族からも友達からも香音は愛されてる
 その人達を悲しませるよ」