「香音、寝ぼけてるの?」

「寝ぼけてないもん…!」

「じゃあどうした?」

「ん?
 幸せだなーって思って」

「これからも幸せが待ってるよ
 だから生きろよ」

「雄斗がいるなら頑張るよ」

「俺がいなくても頑張れ!」

「無理ー!」

「もうー
 まぁいいや
 朝ごはんできてるよ」

「本当に!?
 ごめんね…ご飯も任せちゃって…」

「いいんだよ
 美味しそうに食べてくれる香音を見れるのが嬉しいから」