「でも香音は……辛い思いをしすぎだよ…」

「そんなことないよ
 私は大丈夫だよ」

「大丈夫なら何で…!
 何で自分の体を傷つけるんだよ…!」

「それは……」

「頼むからもうやめてくれよ……
 もう自分の体傷つけるなよ…」

「ごめん…」

「俺は謝ってほしい訳じゃないんだよ…!
 ただやめてほしいんだよ…!」

「雄斗には分からないよ…!
 やめたくてもやめれないんだよ…!」

そう言うと雄斗は立ち上がりどこかへ行った