「うん……」

「もう大丈夫だから
 二人にしてごめんね
 もっと早く戻れば良かったね」

「先生は悪くない…
 私が悪いんだよ…」

「ごめん…
 岩本も悪くないから
 だから自分を責めないで…」

「うん…」

「落ち着くまでここにいよう
 私もここにいるから」

「ありがとう…ございます…」

「うん
 ゆっくりでいいからね」

優しく抱きしめ続けてくれた