「関口先生は……どっちを信じますか…?」
「そりゃあ岩本だよ
教室を出てきたタイミング的にも絶対会ったと思うし、佐藤の目が泳いでた
それに岩本が何もないのに泣くはずないもん」
「先生……ありがとう…」
「うん
何があったのか話せる?」
「話さないと…ダメ…?」
「出来れば話してほしいかな」
「………みんな帰ってから少しして佐藤君が来たんです
忘れ物を取りに来たって
そしたら……ヒック…」
また涙が出てきた
思い出すだけで嫌だ…
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