そして離れた瞬間、私は教室を飛び出した

「岩本?」

「関口先生…」

教室を出ると廊下には関口先生がいた

「どうした?
 そんな泣きそうな顔して」

「先生…ヒック…」

「どうした?
 とりあえず教室行こう?」

「ダメ…!」

「………教室にまだ誰かいるの?」

少しだけ頷いた

「……準備室で待ってて
 すぐ行くから」

「分かった…」

「もう大丈夫だからね」

関口先生は私の頭を撫でてくれた

そして私は準備室に向かった