怖い…
誰か助けて…

そう思っていると

フワッ

暖かい温もりに包まれた

優しく抱きしめてくれる
誰だろう?

そっと目を開けた

「関口先生…」

そこにいたのは関口先生だった

そして耳をふさいでいた手をはずした

「ごめんね
 一人にして
 怖かったよね」

「大丈夫です…」

「ごめんね
 つい今までの感じで離れちゃって…
 もういつもの岩本に戻ったんだもんね」