「はい…!」

「香音…!」

そう言って抱きしめてくれた

この温もり…久しぶりだな…
凄く落ち着く…


しばらくして先生が口を開いた

「もう心の方は大丈夫か?」

「うん!
 先生が別れないって言ってくれたから落ち着いたよ」

「そっか!
 じゃあ次は体の方だな」

「えっ、何で体?
 全然平気だよ?」

「はぁ…
 俺が関口先生から何も聞いてないと思う?」

「うっ……」