「急に先生みたいな口調で言わないでよー」

「一応俺は先生だ」

「そうでしたね!」

「お前なぁ…
 ちゃんと頼れ
 そうじゃないと俺、心配で離れられないよ…」

「じゃあ離れないでよ…」

「ごめん…
 それは無理なんだよ…
 分かってくれ…」

「分かってるよ…
 でも先生と離れたくない…
 そんなこと考えてもなかった…」

「俺も考えてなかったよ…
 お前をおいてどこかに行きたくないよ…」