「やっぱ可愛い。また見たかったから嬉しい」
「!」
夏海くんのストレートすぎる言葉に驚いた私は、思わず階段から足を滑らせかけてしまった。
「きゃっ」
「あぶねっ」
夏海くんがガシッと私の腕を掴んで引っ張ってくれたので、私は慌てて体勢を整える。
「ご、ごめんね、ありがとう」
「足ひねってない?大丈夫?」
夏海くんは私の腕を優しく支えながら心配してくれている。
近くを通りすぎた女子が夏海くんに見惚れたり、何か小声で話したりしているのが視界の端に映った。
「うん、大丈夫だよ。ほんとにありがとう」
ほっとした顔の夏海くんを近距離で見上げていたら、唐突に昨日抱きしめられたことを思い出して鼓動が激しくなってくる。
どうしたらいいかわからず視線を下に逸らしたら、今度は制服の半袖から伸びている夏海くんの腕が目に入って、私は思わず身体をガチっと固くしてしまった。
うっすらと血管が浮き出た腕は細身だけどしっかり筋肉が付いていて、その逞しさが更に私を動揺させる。
当たり前だけど私と全然違うんだな、男の子の身体って。
昨日抱きしめられたときは頭の中がぐちゃぐちゃで状況をよくわかっていなかったけど、私を包み込む腕の力強さだけは今もはっきりと覚えている。
この綺麗な腕に比べたら運動とかしない私の身体はすごくぷよぷよしてるんじゃ・・・?
ど、どうしよう・・・さっき夏海くんに二の腕掴まれた・・・!
「!」
夏海くんのストレートすぎる言葉に驚いた私は、思わず階段から足を滑らせかけてしまった。
「きゃっ」
「あぶねっ」
夏海くんがガシッと私の腕を掴んで引っ張ってくれたので、私は慌てて体勢を整える。
「ご、ごめんね、ありがとう」
「足ひねってない?大丈夫?」
夏海くんは私の腕を優しく支えながら心配してくれている。
近くを通りすぎた女子が夏海くんに見惚れたり、何か小声で話したりしているのが視界の端に映った。
「うん、大丈夫だよ。ほんとにありがとう」
ほっとした顔の夏海くんを近距離で見上げていたら、唐突に昨日抱きしめられたことを思い出して鼓動が激しくなってくる。
どうしたらいいかわからず視線を下に逸らしたら、今度は制服の半袖から伸びている夏海くんの腕が目に入って、私は思わず身体をガチっと固くしてしまった。
うっすらと血管が浮き出た腕は細身だけどしっかり筋肉が付いていて、その逞しさが更に私を動揺させる。
当たり前だけど私と全然違うんだな、男の子の身体って。
昨日抱きしめられたときは頭の中がぐちゃぐちゃで状況をよくわかっていなかったけど、私を包み込む腕の力強さだけは今もはっきりと覚えている。
この綺麗な腕に比べたら運動とかしない私の身体はすごくぷよぷよしてるんじゃ・・・?
ど、どうしよう・・・さっき夏海くんに二の腕掴まれた・・・!