「ありがとうございます」

岩本から手を離し、絆創膏をとった

「下山先生達どうしますか?
 まだここにいますか?」

「多分、岩本が嫌がるので上に戻ろうと思います」

「そうですか
 じゃあ出る時、鍵閉まってるので開けて出てくださいね!
 私、片付けてから行くので!」

「鍵閉めててくれたんですか…?」

「はい
 一応、誰か入ってきたらね…?」

「ありがとうございます…!」

「いえ
 下山先生も気をつけてくださいね!」