何してんだよ俺。 絶対怪しまれた。 さっき彼が見せた顔。 近くで見てもやっぱり絵になった、 たとえそれが嫌そうな顔でも。 「累!午前中なんでこなかったの!!」 「…夏子、俺絶対嫌われたよ〜」 夏子腕にしがみつく。 鬱陶しそうに払われて行き場のない俺の手。 実にかわいそうだ。