来たはいいけど職員室がわからない



そこの金髪君に聞いてみようか



「ねえねえ君、職員室がどこにあるかわかる?」




「え、あ俺っすか?」


あんたしかいねぇよ



「そうだよ」



「えっと、職員室はここの階段登って右に曲がった突き当たりっすよ」



この階段のぼるの?長すぎない?




まあいいか



「ありがとう、金髪くん」



と笑いかければポッと顔を赤くした



ヤンキーなのに可愛いとこあるのね



ていうか、なんで瑠梨は喋んないの?



と思い横を見てみると




ポーっとして頬を染めながら金髪くんをみていた



そういえばこいつ惚れ症だったな



変なことに巻き込まれなきゃいいけど




そーなったらあたしがめんどくさいし




「瑠梨いくよ」



「あ、うん!」




ながーい階段を登りきりようやく職員室までたどりつけた




「あ、お前らが転校生の双子か」



と20代後半の男が話しかけてきた




「姉の織本 葉瑠です」


「妹の織本 瑠梨です!!」



「おぉよろしくな俺はお前らの担任の柿元 シゲだ」




「「よろしくおねがいします」」


あ被った


「ははっお前ら仲良いなぁ笑」



はぁそーみられるのいやなんだけどなあ



一応笑っとこ


「あはは...」



「そーなんですよ!!」



余計なことをまた瑠梨は



もうなんでもいいや