「ちょっと焦んなきゃ!」 「わかってるよ~、けど、なんてゆーか、モードが入んないってゆーかさ」 ストローでお酒をぐるぐる混ぜながら、現実を見たくない一心でカラカラとなる氷を眺める。 「え、まって、前連絡とってるって言ってた高校の同級生は?どうした?」 ちょっと、まってと、話が追いついてないよといわんばかりの由依。 「え-、それは、前も言ったじゃん。なんか違うなーってなって、会うこともなく終わったって!」