頑張っても辛いだけだから諦めよう。
そう思って寝ようとしたらあまり寝れなかった
「おはよ〜、なんか今日テンション低いね」
「そんな事ないよー!」
「天堂さんといい感じだったくせに。」
「全然いい感じなんかじゃないよむしろ 逆だよ(ボソッ)」
「?」
そういい感じなんかじゃない。だって莉奈のことが好きなんだもん怜は。美玲はいい子だし私よりも落ち着いてて大人びてる。私とは大違い。私なんか入れっこない。
「今日カラオケ行かない?」
「いいけど?どうしたの?急に」
「やっぱりね」
なぜか見透かされた目をして私を見てきた。
「花梨はいつもカラオケ誘っても絶対来ないし、前に失恋した時はカラオケ行くって言ってたし、失恋ではなかったとしても嫌なことあったんでしょ?」
「え…」
私は気づかれてたんだ。と思ってびっくりしたと同時に美玲に話したくても話せない苦しさが込み上げてきて泣いてしまった。
「!?」
「どうしたの!?なにかあった?なんでも聞くから!」
「うんうん、、、、り、、りな、、、には、、言え、、、ない。」
「………」
「わかった。でも他に桃や美優とか話しやすい人に話して少しでも楽にしてね。私に話せる日が来たら話してね。」
「な、、、なんで、そんなに、、優しいの?なんで私に、、、だけ話をして、、、くれないの?、って、、思わな、、いの?、、」
「思わない!」
うそ、本当は思ってるくせに。優しい嘘をついてくれた。ありがとう。
「ありがとう。私元気でた。」
「良かった良かった!」
「メイク直ししないとね💦」
「うん、」
少しだけ美玲のおかげで元気を出せた。
それと同時に、影で好きでいよう。と思った。諦める事が出来ないということが泣いて分かったから。怜の良さを沢山もっと知りたいとも思った。片思いはこんなに辛いんだと経験した。