「泣かないでよ」
ポロポロ溢れる涙を、拭ってくれるゆうくんの手が優しくて余計に涙が出てくる。
涙が止まらないままギュッとゆうくんを抱きしめた。
「いいのかな……こんなに幸せで」
「いいんだよ。陽葵の幸せは俺の幸せ」
またそうやって泣かそうとする。
「うぅ〜」
「ほら泣かないで」
涙を拭ってくれたゆうくんは、チュッと私の唇に優しいキスをくれた。
私が触れれば、そっと抱きしめてくれて。
手を握りれば握り返してくれる。
そういうのもすごく幸せで。
ゆうくんが笑うと私も嬉しい。
きっとこれから先、夢がどんどん増えていくと思う。
ゆうくんと一緒に叶える夢は
きっとどんな事でも幸せなんだろうな。
1つでも多く叶えたいなぁ……なんて。
えへへ
【END】