「ねぇ、ゆうくん」

「ん?」

「私が今考えてること当ててみてよ」


なんて無茶振りなことを提案しても、嫌な顔しないで「そうだなぁ……」って言いながら考えてくれる。


横目でチラッとゆうくんを盗み見るけど……悩んでる姿もかっこいいな。



「わかった」

「何々??」

「“いちごのショートケーキ食べたい”でしょ?」


一瞬目が点になった。

「ち、ちっがぁぁぁうっ……!!」


まさかショートケーキが食べたいだなんて……!!



それじゃあまるで、私が……


「食いしん坊みたいじゃん!!」

「え、違うの?」


ゆうくん驚いた顔してて。


「ひどいっ」

本気で怒ってるわけじゃ無いけど、遠回しにデブって言われてるみたいでポカポカとゆうくんの肩を叩く。