「思いやりがあって、純粋で、変に飾り気が無くて……楽しい時は心から笑ってる。そんな陽葵と一緒にいると、俺まで楽しくなるんだ」
「だけど、アツミさんは綺麗だし大人っぽいよ?」
あと、頭良さそうに見えて家庭的な感じがする。
「うん、でも陽葵には負けるね」
「私、わがまま言うし、アツミさんより子供っぽいよ?それに美人でもない」
「どんだけ自分を卑下するの」
ゆうくんは我慢するようにククッと笑った。
「もっと自信持って。陽葵は充分魅力的な女性だよ」
「ほんと?」
「本当。俺が保証する。無邪気に笑う陽葵には誰にも敵わないくらい輝いてるよ」
「うっうぅ……」
そう言われれば涙が溢れて。
「ごめんっごめんね。自信が無いばっかりにヤキモチ妬いて、ゆうくんのことも疑って……ほんと、ごめんね」