お昼前。

バイトに行ってるゆうくんに連絡を入れた。




【お友達とご飯に行ってきます】



休憩中だったのかすぐに返事が来て。


【りょーかい。気をつけて】


そのメッセージを見て、私は待ち合わせ場所のファミレスに向かった。







  * * *


「やっほ〜」

入り口の前で待っていたあっちゃんは、私を見つけるなり手を振った。


「祭りの時来なかったから今日もダメなのかと思ってた」

「遠慮してるのがバレて、ゆうくんに“遊びに行っておいで”って言われちゃって」

「そうなの?ダメ元で誘って良かった〜」


そう言って嬉しそうに笑うあっちゃんとは裏腹に、私は申し訳なくて、えへへと笑った。


「そー言えば槇田くんも呼んだの!」

「光瑠くんも呼んだの!?」

「なんとなーく。ほら私達3人で1つって感じじゃん?」