はは。もう……やだな。私。


すっごくネガティヴになってる。



考えれば考えるほどマイナス思考で……こんな私、嫌になっちゃう。




そんな事を考えてると、玄関のドアが開く音が聞こえた。


っ!


いつもより重い足取りで玄関に向かい、「おかえりなさい」って声をかける。

「ただいま」


柔らかく微笑むゆうくんに胸がキューってなる。


……やっぱり好きだな、ゆうくんのこと。





  * * *


ご飯を食べ終わり、今からまったりする時間帯。


いつもならゆうくんと一緒にソファでテレビを見るんだけど……。


「お風呂の準備してくるね」

今はなんだか気まずくて、私は逃げるようにそう言った。


「もう?いいよ。俺がやるから座ってな」

ソファにいたゆうくんはすぐに脱衣所に向かって。