「何?“ロリコン”って」
「陽葵ちゃんを祐介の彼女って教えたらそう言われた」
「は?」
「違うんだって。陽葵ちゃんだっけ、に言ってないの!祐介に対して言ったの……!」
「どっちにしろ失礼だろ」
「も〜蓮くんと同じこと言わないでよ〜」
3人の空間に入れなくて、そんなやり取りを私はただただ聞くだけ。
そしたら別の従業員がアツミさんにぶつかって。
よろけたアツミさんはゆうくんにしがみついた。
っ、
また。まただ。
私の胸……何か変。
騒ぎ立てるような、胸の奥が苦しいような。
モヤモヤしちゃって……やだ。
2人がくっついてるの見るの、やだ。
「アツミ、大丈夫?」
「あはは、ごめんね祐介」
見つめ合う2人に、付き合ってた頃のことを勝手に想像して。