心臓がドキドキとうるさくて、ゆうくんが触れたところが熱い。
もし、あのまま蓮くんが来なかったらどうなってたんだろう……?
なんて考えたら、顔どころか身体全体が沸騰しちゃいそうで。
はうぅ……。
落ち着け、私。
冷たいお水が欲しくて冷蔵庫に向かうと、台所に蓮くんがいた。
「っ!」
バッチリ目が合うと、なんだか気まずくて。
視線を逸らして冷蔵庫の前に立つ。
私が冷蔵庫からお水を出してコップにそそぐまで、蓮くんはそこから動かないから変に緊張しちゃう。
早くソファに戻ろう。
そう思ってゴクゴクとコップのお水を飲み干した。
ふぅ。
「祐介ってさ、」
急に声が聞こえて、驚いた私は肩がビクッと飛び上がる。
蓮くんの方を見ると真っ直ぐ私を見ていて。