“俺の彼女”
嬉しくて、その言葉が頭の中でリピートされる。
ゆうくんの言葉に余計にドキドキする。
しまいにはギュッと抱きしめられて。
はわわわわ……!
ドキドキと鼓動が早くなっていくんだ。
「えー!いつから付き合うようになったの!?この間まで妹って言ってたよな??」
「うるさい。そう言うことだから手出すなよ?」
「え〜!こんな可愛い彼女とかズルい」
駄々をこねるように顔を左右に揺らす蓮くんを見ると、子供っぽく見えてしまって。
「ほらそこ、もうひっくり返せるんじゃない?」
なんて淡々と言うゆうくんはちょっぴり酷いようにも見えて。
……違う。
それがゆうくんにとって普通で。
私に対して甘過ぎるんだよ……ゆうくんは。