「食べ物を粗末にするのは良くないから、入れるの3つだけで良い?」

「いいよ」

「ってか、陽葵ちゃん見過ぎ」

「え、あ……」

「そんな見られるとロシアンルーレットにならないよ」

「ご、ごめんなさい……!」


慌てて視線を下に向ける。


そんな私にゆうくんは頭を優しく撫でて。


ドキンッと心臓が鳴り、顔を上げた。


「蓮があんな事言うからグミが気になってたんだよな」

「……うん」


ゆうくんが優しく撫でるからずっとドキドキしてて。

やっぱり好きだなぁ……撫でられるの。



「何それ可愛すぎ。俺にも撫でらせて」

蓮くんの手が伸びてきたと思ったら、腕を引かれ、バランスを崩した私はゆうくんの身体に寄りかかるように倒れた。


ドキッ


「ダメに決まってるだろ。陽葵は俺の彼女なんだ」