再び体温を測ると37度5分。
「まだ熱はあるけど、だいぶ下がったな」
「うん。ゆうくんのおかげだよ、ありがとう」
えへへと笑って起き上がろうとした瞬間、ビックリして動きが止まる。
……あれ?
私……Tシャツ着てたっけ??
裾を伸ばして着ているものを確認してみるも、やっぱり私のじゃなくて。
それにズボンも履いてる。
“もしかして”と思い、顔を上げるとゆうくんは視線を逸らして頭を掻いた。
「言っとくけど、俺は止めたから」
「……へ……?」
よく意味がわからなくて、頭を傾ける。
「ゆうくんが……着替えさせた、の?」
「……うん」
その瞬間、顔がブワッと熱くなるのがわかった。
み、見られた……!
全部見られた……!!
居た堪れなくなった私は布団の中に潜り込む。