「あー……ごめん」

ゆうくんは私を見るなり、目を逸らして頭を掻いた。


「？？」

「いろいろミスった」

「えっ……？」

やっぱりこの格好ダメだった……？


Ｔシャツが大き過ぎて私のショートパンツが隠れてしまった。

だから、履いてないように見られたのかもしれない。



「ごめんね、ズボンおっきくて……私の汚れてなかったからそっち履いちゃった……」

チラッと服を捲って、ショートパンツを見せる。


「……うん」


あれ……？違った……？？

ゆうくんはまだ目を逸らしたままで。



「ご、ごめんね。やっぱりさっきの着てくる……！汚したのは私なんだし」


ゆうくんに嫌われたくなくて、涙目になったのを隠す様に急いで脱衣所に戻ろうとした。



そしたら、

「待って」

走り出そうとした私の腕をゆうくんは掴んだ。