自分の理性を信じて、陽葵の下着みたいなキャミソールに手を伸ばす。



「……後で後悔しても遅いから」


そう呟いてキャミソールを上にあげた。






  * * *


陽葵を寝かしつけ、俺はドラックストアに行った。

とりあえず市販の薬と冷えピタ。


あとは……コンビニに寄って、陽葵が元気になったら食えそうなもの。


それを買って家に戻ると、眠れないのか陽葵は苦しそうにしていた。



おでこに手を当てると、当たり前だがまだ熱い。


その熱を持った額にソッと冷えピタシートを貼る。


「ん、……気持ちいい……」


そう言った陽葵の頭を優しく撫でた。




「お粥作るけど食べれる?」


頭を小さく横に振った陽葵。


「……食欲無い?」

とろーんとした瞳が俺を見つめる。