でも、認めてしまえば感情が抑えきれないような気がして。

絶対に言わない。


全部外して、パッと逃げるように視線を逸らす。


「ほら、終わったよ」


瞬間、

身体を押され、バランスを崩した俺はそのままソファに倒れ込む。


「いてて……」

目を開けると、俺の身体に跨る陽葵がいて。
心臓が大きく跳ねた。


これはまずい。まずすぎる。


「陽葵、何してるの。降りなさい」

少し強めに言う。
やばいんだ……心臓が……。


「やっ……!」

「陽葵!」

「いやっ!」

……何で……?

何でそんなに嫌がるんだ……?


「私……何にも経験ないけど、ゆーくんになら触られてもいいよ」

涙目になりながら顔を真っ赤にする陽葵。


開いたシャツから覗く下着は、陽葵のイメージとは程遠い大人っぽいものだった。