その時に見えた大人っぽい下着。


ぅあ……。


恥ずかしくて、お店から早く出たくて、勢いで買ってしまったモノ。

だけど、ゆうくんに喜んで欲しい気持ちは本当で。


そんな経験も無いのに舞い上がっちゃって……。

もう……何やってるんだろ。


真っ赤な顔を隠すため、パジャマを少し上で握りしめて脱衣所に向かった。



シャワーと一緒に全部流しちゃお。


……今までの恥ずかしい考えを。





  * * *


お風呂から出てリビングに向かうと、クーラーの風でひんやりした空間になっていた。


テーブルには、そうめんとナスの炒め物がもう並べてあった。



「だいぶ涼しくなったでしょ?」

「うんっ」

「さ、食べよう」


ゆうくんの言葉に、イスに座って手を合わせた。


「いただきまーす」