ゆうくんがデート代を全部出してくれて、使わなかったお小遣い。
まさかこれに使うことになるなんて……。
いいのかなぁ……??
* * *
「じゃ、頑張って!」
「うん、ありがと……」
「恥ずかしがんないのー」
そんなこと言われても……。
あっちゃんとバイバイして急いで家に帰る。
ゆうくんの顔を思い出すとドキドキして。
新しい下着を見てもドキドキして。
うぅ……。
いろいろキャパオーバーな私は両手で顔を隠した。
そしてあっという間に1週間後。
ゆうくん、お昼に迎えに来るって言ってくれて。
忘れ物が無いか確認して、急いで荷物をキャリーに詰め込んだ私は階段を降りた。
タイミングよくインターホンが鳴り、玄関のドアを開けるとゆうくんの姿が。
「ゆうくんっ!」
「準備できた?」