これを着けるとなると恥ずかしいものがあって……。


もうすでに私の心臓は限界に近い。



「良いじゃん良いじゃん」

背後から聞こえた声に振り返ると、いつの間にかあっちゃんがいて、私は勢いよく身体を隠した。

「きゃっ!!いつからいたの!?」

「さっき?てか、隠しても鏡あるから、後ろはバッチリ見えてるよ」

なんて笑いながら言うあっちゃんに、なんかもう遊ばれてる気すらして。


「着替えるから出てって!」

あっちゃんの背中をグイグイ押してドアを閉めた。



ふぅー

とりあえず、着替えて落ち着かなきゃ……。