その姿をジーッと見つめていると、あっちゃんがコソッと耳打ちをしてきた。


「ね、一緒に住むってことは一緒に寝るの??」

どこか楽しそうに質問してくるあっちゃんに疑問が浮かぶ。


「前は別々で寝てたから、たぶん一緒に寝ないよ?」

「いや、付き合ってるんでしょ!?」

「え?……うん」

「彼氏の家にお泊まりってことは、お触りがあるかもしれないんだよ!?」

「おさっ……!?」


お触りと言う言葉に急にドキドキしてきた。


「勝負下着持ってる?」

「しょ……ぶ……?」

「ひまにはいろいろ教えなきゃいけない」


頭を押さえ、はぁ〜っと深いため息をついたあっちゃん。


「お泊まりにはまだ時間がある。よし、学校終わったら下着ショップ行くよ」

「えっ!?」

「祐介さんに可愛いって思われたいでしょ?」