「何でバーベキューに光瑠くんを呼んだの?」
「んーと、光瑠くんはね、中学からずっと同じクラスだったの。気付いたら仲良くなってて……だから光瑠くんも呼んでみた……!」
ゆうくんの質問に対して、何でそんな事聞くんだろうって疑問に思いつつも素直に答えた。
「ずっとって、今も?」
「うん、そうだよ?光瑠くん、槇田って言うの。槇田と水瀬で出席番号が前後だから、同じクラスになったら絶対近くだし、お互い知らない事無いんじゃないかってくらい、いっつも話してて」
あ、だから私が元気無いのも気付いたのかな……?
なんか納得。
1人で頷いてると、ゆうくんの手が私の頬に触れた。
ドキッ
「言っとくけど俺、独占欲半端ないよ?」
そんな事言って、ゆうくん真っ直ぐ私を見つめるんだもん。
ドキドキしない方がおかしい。