少し屈んで、陽葵と目線を合わせる。
「陽葵がどうしてもって言うんだったら戻ろうか。みんなの所に戻る?」
俺の指を掴んで悩む姿も可愛いくて、独り占めしたくなる。
俺は2人でいたい、な。
「今日は……ゆうくんと一緒にいたい……ゆうくんのこと、いっぱい知りたい」
なんて顔を赤くして言うんだもんな。
ほんと可愛すぎだろ。
「ハハッ了解」
18時だと言うのに、まだ明るい道を通って駅に向かった。
「俺のこと、何が知りたい?」
小さくて可愛い手を握って。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…