「ウィンナー食べるだろ?」
「うん!」
「ほら、肉もこれくらいで良いか?」
「ありがとう、ゆうくんっ」
「ブハッ」
急に笑い出した蓮くん。
「兄と妹みたいだな」
「それ私も思った。歳が離れた幼なじみってそんな感じなの?」
私達、兄妹に見られるのかな……?
ジーッとゆうくんを見つめる。
たしかにゆうくんは私のお兄ちゃんみたいな人。
だからドキドキはしないはずなのに……
「俺、祐介が彼女にそんな事してるの見た事ないんだけど」
「へぇ〜そうなの?」
「どっちかって言うとクール寄りじゃん?あれこれするタイプじゃないだろ」
「たしかに〜祐介は尽くすタイプじゃないもんね」
2人の会話を聞き、私は目を丸くした。
だってゆうくん、ご飯作ってくれたり、ケーキ買ってきてくれたり……。
昔と変わらずいろんな事してくれる。