すごい……。
あっちゃんと光瑠くん、普通に馴染んでる。
人見知りの私にはとても尊敬することで……正直羨ましい。
気を紛らわすようにゆうくんの方を見ると、炎天下の中暑そうにお肉を焼いていた。
元々美味しそうな香りがするのに、ひっくり返せばジューッと食欲をそそるような音を立てて油が落ちていく。
わぁ……!
あまりにも美味しそうに焼けるから、待ちきれなくなってお腹が空いてきちゃう。
「美味しそうな匂いがするね」
焼けてそうなお肉をお皿に取り、タレをつけたゆうくん。
あ、摘み食いだ。なんて思ってたら……
「ほら、あーん」
そのお肉を私のもとへ持ってきた。
「へ……!?」
驚いてゆうくんを見ると、人差し指を口元に当て“秘密”のサイン。