さすが、男の人。
それにしても広い公園だなぁ。
辺りをキョロキョロ見渡すと、遊具があるから子供連れもいれば、バーベキューをしている人もいる。
そこを通ると美味しそうな香りがして。
「あ、あそこだ」
「え?」
ゆうくんが指した方を見ると、バーベキュー用の屋根しかないテントを張ってる人が何人かいて、その近くにはバーベキューグリルをセットしてる人がいた。
男の人3人と女の人が1人。
ゆうくんはその中に自然と合流した。
「へぇ、出来てるじゃん」
「祐介!」
「陽葵、こっちにおいで」
手招きしてテントの中に入って行くゆうくん。
私はその後を慌てて追いかけた。
「この子が例の幼なじみ?」
「ああ」
ゆうくんの隣でジーッと明るい茶髪の彼を見つめてると不意に目があった。