「うんっ!雑貨屋さん行ってきたの!友達とお揃いのポーチを買ったんだぁ〜」


えへへと笑って、私もゆうくんと一緒に食べようと“いただきます”をする。

一口、二口食べてあることを思い出した。


「今日ね、みつ……もう1人の友達が変だったの」

「変?」

「うん。いつも意地悪なことばっかりするんだけどね、今日は家まで送ってくれたり……荷物も持ってくれたの」

「……え?」

私の言葉にゆうくんの箸が止まった。


「その友達って……もしかして男?」

「うん、どうしてわかったの?中学から一緒の男の子なんだけど……」


ゆうくんは何かを考えるように顎に手を添えた。


あれ……?

私、何か変なこと言ったかな……??


「急に優しくされちゃうと……調子、狂っちゃうよね……」

独り言のようにポツリと呟けば、ゆうくんの手が伸びてきて。