「つまんなーーい!」

ほんっとうになんにもない!こんな世の中よくやってこれたよね。
あぁ、可哀想な私・・・おいたわしいわ、私!

「まあまあ。月那は毎日愛しの煌くんとラブラブしてんじゃないのー?あー、羨ましい、あんなイケメンとなんて最高じゃない」

「だーかーらー別に付き合ってなんかないって!幼なじみなだけ!」

親友の海恋はいつもこうやってからかってくる。そして私はその度に否定する。見飽きた(やり飽きた?)光景だ。
まぁ、煌のことはちょっとだけ、ほんのちょっとだけ好きだけど・・・。

話を逸らすべく私は違う話題を提示した。