「私、ずっと瑞樹くんが好きだったの。チョコ…受け取ってくれるかな?」 自信なさげな面持ちでチョコを差し出す女の子と、特に表情を変えずに突っ立っているだけの男の子。 ……どうしよう。 出るタイミング見失っちゃった…。 教卓の下に隠れた私、伊咲ももは絶賛告白現場に居合わせてしまった。 日直の仕事を終わらせるべく、放課後の教室に1人で黒板消しをしていたとき。 チョークを落としちゃってしゃがみ込んだら、女子生徒と男子生徒が入ってきてそのまま話し始めた。