「どうして……顔が真っ赤なの……?」

「どうしてって……嬉しいから……」

う、嬉しい……?

「本当に……?」

「うん。おれ、大崎さんの事、入試の時から気になってて」

私と、おんなじ……。

「って、覚えてないか」

「……っ、ううん!覚えてるよ!」